三白眼のモチーフを、小剣にさりげなく添えたシルクグレナディンタイです。
生地には、イタリア・コモの老舗シルク織元FOSATTI社のグレナディンを使用。
「ガルザ」と呼ばれる絡み織りによって生まれる、わずかに隙間を含んだ立体的な織物です。
光が当たったときに生まれる独特の陰影と、ふっくらと立ち上がる結び目。
滑らかなシルクタイにはない、静かな奥行きがあります。
その生地を、国内のネクタイ職人が一本ずつ手縫いで仕立てています。
締めたときの軽さ、緩みにくさ、結び目の収まりまで含めて、
日常で使える完成度に整えました。
いつものネクタイでは少し真面目すぎる。
けれど、ニットタイでは少しやわらかすぎる。
その間を、きちんと成立させるための一本です。
小剣に配した三白眼は、表に出ることはない。
けれど、動いたときにだけ、わずかに覗く。
見せるためではない。
見えてしまう、その瞬間のためにある。
これは、守ってくれるものではない。
見張られているのは、いつも自分だ。
三白眼の思想と背景について